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株式会社べーじゅ
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ヘルシーレター June 2024

おいしいレシピ June 2024

●梅雨の季節の調理とお弁当

梅雨時だけでなく、調理には毎日衛生的な管理をすべきですが、忙しいとつい掃除も後回しになりがち。そこで私は毎年梅雨入り前の5月にもキッチンの大掃除をします。先月も湿気対策の除湿剤を入れ替え、キッチン家電や調理器具、食材の保管場所、シンクからゴミ箱まで念入りに掃除しました。この季節は家での調理に加え、特にお弁当作りにも気を配らねばなりません。

準備、調理、保存とお弁当の詰め方について、ポイントをまとめました。
  1. 手指と使う道具は清潔に。
    調理前の手洗い時に外せない指輪やネイル、傷口など清潔に管理し、必要ならビニール手袋を使いましょう。手指だけでなく器具や保存容器、お弁当箱のアルコール消毒は家庭でもだいぶ定着しているようですが、まな板や包丁は必ず生ものと野菜を分け、洗浄して使ってください。使用した後最後は、お湯でなく水で洗い流して除菌スプレーすると良いでしょう。また、布巾も毎日取り替えて洗いましょう。

  2. 抗菌作用や保存性を高める調味料や食材も取り入れ、しっかり加熱する。
    酢、梅干し、大葉、しょうが、わさび、赤唐辛子や柚子コショウも効果的。私は夏のお弁当にしらす干しや焼いた干物を混ぜ込んだお寿司をよく作りますが、さっぱりとした酢めしは喜ばれます。注意が必要なのは、「生焼け・生食・生野菜」です。O157など食中毒菌の多くは、中心部で75°C以上1分以上の加熱が必要とされ、良く食品の加熱殺菌の基準とされます。半熟卵はおいしいですが、この季節のお弁当には火を通してください。そして生野菜はよく洗い、お弁当にはできるだけ加熱したものを使用すると安心です。

  3. 冷蔵庫保存とお弁当に詰める時は冷ましてから。水分に気をつける。
    タッパーやお弁当箱に詰める時、ご飯もおかずも粗熱を取り、水滴がふたにつかないようにしましょう。お弁当のミニトマトはヘタをとって洗い、大葉もペーパーでしっかり水分を取ります。私はキュウリを入れる時、前日から塩漬けにしたものを絞ったり拭いたりし、下に敷紙を重ねて入れます。果物は別の容器に分け、保冷剤をお弁当箱の上に乗せてポリ袋で包むか、保冷バッグの使用がおすすめです。

(写真左から)
  • 「焼き鮭とねぎ入り卵焼き弁当」ズッキーニはソテー。長芋と三つ葉の海苔巻きは、長芋を酢と塩で洗ってペーパーで拭き、さっと塩ゆでして絞った三つ葉、わさびと一緒に海苔で巻きました。
  • 「しらす干しとひじきの混ぜ寿司弁当」酢めしに湯通ししたしらす干し、ひじきとかんぴょうの煮物、炒り卵、塩漬けきゅうり、刻んだ梅を入れた混ぜ寿司です。
  • 「ピーマンの肉詰めといんげんの卵炒め弁当」レンジ加熱して水分を絞ったキャベツとにんじんのマスタードマヨネーズ和えも加えました。
  • 「5種のそぼろ弁当」ピーマンのおかか炒め、炒り卵、にんじんのごまあえ、青大豆のおひたし、豚みそそぼろを白米の粗熱をとってから乗せました。


フードコーディネイター 青木幹根子
お弁当 その1
お弁当 その2
Healthy Letter from Mineko Vol.242 June 2024
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