ヘルシーレター 2017年12月
ヘルシー歳時記・12月
●皆さま、よいお年をお迎えください。
2017年もいよいよ残り少なくなりました。まずはこの一年が健康に過ごせたことに感謝しています。マスコミでは、そろそろ一年の総決算。流行語大賞や今年の10大出来事などの特番が組まれています。「インスタ映え」に「忖度」。この言葉はよく聞きましたね。そして、地位や名誉のある人たちが豹変して罵声や暴力を振るう…北朝鮮問題も心配です。今現在、ワイドショーを賑わしているのが相撲界の暴力問題…いろいろありました。
今年最後のテーマは、葉酸です。葉酸とは、緑黄色野菜や肝臓に含まれるビタミンB群の一種。本サイトの「べーじゅ」からも、葉酸入り「新マルチビタミン」が販売されています。
葉酸は、無脳症や二分脊椎、脳瘤などの神経管閉鎖障害発症のリスクを限りなく低減できるといわれており、妊娠を希望する女性や妊娠中の女性に、厚生労働省もサプリメントからの摂取を推奨しています。葉酸といえば、妊娠中のサプリと特定されやすいのですが、実は以前から、欧米の研究では大腸がんの予防効果が知られていました。また、葉酸は脳を活性化させる働きもあるといわれ、高齢化が叫ばれている今、ますます注目されています。
べーじゅの「新マルチビタミン」には、イノシトールも配合されています。イノシトールは昔から肝臓によい成分として知られ、脂肪やコレステロールが肝臓にたまらないようにする抗脂肪肝作用があるといわれています。この時期、連日アルコール漬けの人にはぜひおすすめしたい物質です。
また、ビタミンAも配合されていますが、このビタミンAの過剰摂取についてのお問い合わせもあります。ビタミンAは、視覚や細胞分裂にかかわるほか、抗酸化作用で体内の酸化を防止します。「ビタミンA」とは、肉や魚などの動物性食品に多いレチノールと、体内でレチノールに変わる緑黄色野菜や果物などに含まれるプロビタミンA(α-カロテン、β-カロテン、クリプトキサンチンなど)をまとめた呼び名です。
不足すると、夜盲症や肌荒れ、免疫力低下が引き起こされる可能性があります。過剰に摂取すると頭痛、吐き気、疲労感、胎児の奇形などの報告がありますが、β-カロテンのようなプロビタミンAについては過剰症の心配はありません。レチノールも、普通の食事の範囲なら過剰症の心配はまずありませんが、極端な食事やレチノールのサプリメントに関しては、記載されている摂取目安量を守るようにしましょう。むしろ、制限することにより弊害も出ており、程よい量で過不足なく摂取することが大切です。
葉酸やカルシウム、鉄分など不足しがちな栄養成分を単体で販売しているサプリメントもありますが、葉酸だけに限らず、ビタミンB群は単体で摂るより、他のビタミンとの複合によって吸収がよくなり、より高い効果が期待できるといわれています。だからこそ、「マルチビタミン」としての存在が活きてくるのですが、ここに「イノシトール」が加われば、期待はより大きく膨らむことでしょう。
葉酸は、妊娠を考えている方、妊娠中の方、授乳中の方はもちろん、物忘れが気になる方、大腸がんが気になる方など、あらゆる年代の方におすすめできる健康補助食品です。皆様、どうぞ、よいお年をお迎えください。
今年最後のテーマは、葉酸です。葉酸とは、緑黄色野菜や肝臓に含まれるビタミンB群の一種。本サイトの「べーじゅ」からも、葉酸入り「新マルチビタミン」が販売されています。
葉酸は、無脳症や二分脊椎、脳瘤などの神経管閉鎖障害発症のリスクを限りなく低減できるといわれており、妊娠を希望する女性や妊娠中の女性に、厚生労働省もサプリメントからの摂取を推奨しています。葉酸といえば、妊娠中のサプリと特定されやすいのですが、実は以前から、欧米の研究では大腸がんの予防効果が知られていました。また、葉酸は脳を活性化させる働きもあるといわれ、高齢化が叫ばれている今、ますます注目されています。
べーじゅの「新マルチビタミン」には、イノシトールも配合されています。イノシトールは昔から肝臓によい成分として知られ、脂肪やコレステロールが肝臓にたまらないようにする抗脂肪肝作用があるといわれています。この時期、連日アルコール漬けの人にはぜひおすすめしたい物質です。
また、ビタミンAも配合されていますが、このビタミンAの過剰摂取についてのお問い合わせもあります。ビタミンAは、視覚や細胞分裂にかかわるほか、抗酸化作用で体内の酸化を防止します。「ビタミンA」とは、肉や魚などの動物性食品に多いレチノールと、体内でレチノールに変わる緑黄色野菜や果物などに含まれるプロビタミンA(α-カロテン、β-カロテン、クリプトキサンチンなど)をまとめた呼び名です。
不足すると、夜盲症や肌荒れ、免疫力低下が引き起こされる可能性があります。過剰に摂取すると頭痛、吐き気、疲労感、胎児の奇形などの報告がありますが、β-カロテンのようなプロビタミンAについては過剰症の心配はありません。レチノールも、普通の食事の範囲なら過剰症の心配はまずありませんが、極端な食事やレチノールのサプリメントに関しては、記載されている摂取目安量を守るようにしましょう。むしろ、制限することにより弊害も出ており、程よい量で過不足なく摂取することが大切です。
葉酸やカルシウム、鉄分など不足しがちな栄養成分を単体で販売しているサプリメントもありますが、葉酸だけに限らず、ビタミンB群は単体で摂るより、他のビタミンとの複合によって吸収がよくなり、より高い効果が期待できるといわれています。だからこそ、「マルチビタミン」としての存在が活きてくるのですが、ここに「イノシトール」が加われば、期待はより大きく膨らむことでしょう。
葉酸は、妊娠を考えている方、妊娠中の方、授乳中の方はもちろん、物忘れが気になる方、大腸がんが気になる方など、あらゆる年代の方におすすめできる健康補助食品です。皆様、どうぞ、よいお年をお迎えください。
(メディカルアドバイザー 松村富代)
Healthy Letter from Tomiyo Vol.164 December 2017
Healthy Letter from Tomiyo Vol.164 December 2017