ヘルシーレター 2023年11月
ヘルシー歳時記・11月
●平和を願う。
11月、霜月です。文字通り、朝夕の冷え込みに秋を通り越して冬の訪れを感じます。日本には美しい四季があったはず。でも最近では春や秋が極端に短く、暑い夏や寒い冬が長く続くようです。
イスラエルやウクライナの紛争が続いています。特にイスラエルのガザ地区の子どもたちの悲惨な姿をニュースなどで見るたびに胸が痛みます。大人は子どもを傷つけてはいけません。暖かい食べ物、安らかな睡眠、屈託のない笑顔を子どもたちに与えてほしいと願います。
国内的にはインフルエンザとコロナ、プール熱などの感染症が流行っています。コロナ禍で息をひそめていた様々な感染症がコロナの5種以降と共に一気に湧き出てきたようです。防げるものならワクチン接種を、そして変わらずうがいや手指消毒、人込みでのマスク着用などが必要です。
イスラエルやウクライナの紛争が続いています。特にイスラエルのガザ地区の子どもたちの悲惨な姿をニュースなどで見るたびに胸が痛みます。大人は子どもを傷つけてはいけません。暖かい食べ物、安らかな睡眠、屈託のない笑顔を子どもたちに与えてほしいと願います。
国内的にはインフルエンザとコロナ、プール熱などの感染症が流行っています。コロナ禍で息をひそめていた様々な感染症がコロナの5種以降と共に一気に湧き出てきたようです。防げるものならワクチン接種を、そして変わらずうがいや手指消毒、人込みでのマスク着用などが必要です。
●年を取って車を運転するということ。
今日は高齢者の車の運転について。近年、高齢者が操作や判断を誤り事故を起こすケースが増えています。どんなに運転技術が卓越した方でも、加齢とともに判断力や運動能力、反射神経、視力などが衰えてしまうのは避けられません。しかし運転歴の長い方ほど自身の運転に自信を持って、 動体視力や判断力が低下していても免許を返納しないケースが少なくありません。
そこで運転免許の更新に合わせて70歳から74歳の方は適正な運転能力を保有しているかどうか確認する検査を受けることが1998年から義務化されました。内容は講義(座学)、運転適性検査(動体視力など)、そして実車指導(急発進、急ブレーキを体験する路肩乗り上げなど)を組み合わせたものが「高齢者講習」です。
一方、75歳以上で免許を更新する方が受けなければならない検査を高齢者講習認知症テストといいます。一般的には「認知機能検査」と呼ばれています。認知機能検査で調べられる内容は「時間の見当識」「手がかり再生」「時計描画」の3項目です。時間見当識では単純に検査を受ける日の年月日、曜日、そして時間を答えます。手がかり再生では一度イラストを記憶し、全く関係ない問題を解いた後、先ほど提示されたイラストの内容を説明するというものです。説明は全部で2回する必要があり、最初は何のヒントもなしにイラストの内容を説明します。次は説明の前にヒントをもらえるのでそれを頼りに説明します。最後の時計描写ではまずアナログ時計盤を描き、その後スタッフから指定された時刻に合った針を2本描き加えます。
私も東京と山梨の2拠点を運転往復する暮らしを続けています。車検が近づいた車の買い替え、高齢者講習を受ける免許の更新、山荘をいつまで維持するか、自分の年齢と老いなど、自問自答し終活を進める毎日。様々な思いに交錯される2023年の晩秋です。
そこで運転免許の更新に合わせて70歳から74歳の方は適正な運転能力を保有しているかどうか確認する検査を受けることが1998年から義務化されました。内容は講義(座学)、運転適性検査(動体視力など)、そして実車指導(急発進、急ブレーキを体験する路肩乗り上げなど)を組み合わせたものが「高齢者講習」です。
一方、75歳以上で免許を更新する方が受けなければならない検査を高齢者講習認知症テストといいます。一般的には「認知機能検査」と呼ばれています。認知機能検査で調べられる内容は「時間の見当識」「手がかり再生」「時計描画」の3項目です。時間見当識では単純に検査を受ける日の年月日、曜日、そして時間を答えます。手がかり再生では一度イラストを記憶し、全く関係ない問題を解いた後、先ほど提示されたイラストの内容を説明するというものです。説明は全部で2回する必要があり、最初は何のヒントもなしにイラストの内容を説明します。次は説明の前にヒントをもらえるのでそれを頼りに説明します。最後の時計描写ではまずアナログ時計盤を描き、その後スタッフから指定された時刻に合った針を2本描き加えます。
私も東京と山梨の2拠点を運転往復する暮らしを続けています。車検が近づいた車の買い替え、高齢者講習を受ける免許の更新、山荘をいつまで維持するか、自分の年齢と老いなど、自問自答し終活を進める毎日。様々な思いに交錯される2023年の晩秋です。
メディカルアドバイザー 松村富代
おいしいレシピ・11月
●秋の味覚「銀杏」。ちょっとだけのお楽しみ。
黄金色のイチョウ並木や、イチョウ葉が落ちて黄色の絨毯が広がった公園は美しいですが、落ちた実の臭いは強烈。イチョウの木にはオスとメスの木があり、銀杏ができるのは雌(メス)木のみで、あの不快な臭いを放って動物や鳥から種を守っているようです。
種を洗うのは大変ですが、銀杏のむちっとした食感と、かすかに苦味のある独特の風味はおいしいですね。子供の頃、茶碗蒸しには嫌いだった椎茸の代わりに私だけ銀杏を増やしてもらい、ちょっと得したような嬉しかった記憶があります。大好きなので、今では種を買い、炊き込みご飯や茶碗蒸しに入れたり、秋のおでん鍋の献立には欠かさないおつまみにしています。
専用の銀杏割り器があると便利ですが、ペンチかキッチンバサミの持ち手部分(ギザギザになっている部分)で縁をはさんで軽く力を入れて割り、薄皮のついた実を取り出してそのまま塩ゆでするのがおすすめです。冷めてきた時、電子レンジで調理するより塩ゆでの方がおいしいと思います。50粒程でしたら、フライパンに種がかぶるくらいの水と塩を小さじ1/3を入れ、弱めの中火で5〜7分ゆでます。この時穴あきおたまの底でこするように転がしながらゆでると薄皮もだいぶ取れます。まとめてゆでて薄皮を取り除き、少量ずつラップに包んで冷凍しておけば料理に使いやすく便利です。
小さな種ですが、ビタミンやカリウムが豊富で、抗酸化作用のあるフラボノイドなども含まれています。漢方では咳や痰に他の生薬と組み合わせて用いられることもあるようですが、食べ過ぎると中毒を起こすことが知られています。1日に子供なら5粒程で、5歳以下のお子さんには与えられません。大人は10〜15粒位までにするのが良いそうです。毒にも薬にもなるということですね。
種を洗うのは大変ですが、銀杏のむちっとした食感と、かすかに苦味のある独特の風味はおいしいですね。子供の頃、茶碗蒸しには嫌いだった椎茸の代わりに私だけ銀杏を増やしてもらい、ちょっと得したような嬉しかった記憶があります。大好きなので、今では種を買い、炊き込みご飯や茶碗蒸しに入れたり、秋のおでん鍋の献立には欠かさないおつまみにしています。
専用の銀杏割り器があると便利ですが、ペンチかキッチンバサミの持ち手部分(ギザギザになっている部分)で縁をはさんで軽く力を入れて割り、薄皮のついた実を取り出してそのまま塩ゆでするのがおすすめです。冷めてきた時、電子レンジで調理するより塩ゆでの方がおいしいと思います。50粒程でしたら、フライパンに種がかぶるくらいの水と塩を小さじ1/3を入れ、弱めの中火で5〜7分ゆでます。この時穴あきおたまの底でこするように転がしながらゆでると薄皮もだいぶ取れます。まとめてゆでて薄皮を取り除き、少量ずつラップに包んで冷凍しておけば料理に使いやすく便利です。
小さな種ですが、ビタミンやカリウムが豊富で、抗酸化作用のあるフラボノイドなども含まれています。漢方では咳や痰に他の生薬と組み合わせて用いられることもあるようですが、食べ過ぎると中毒を起こすことが知られています。1日に子供なら5粒程で、5歳以下のお子さんには与えられません。大人は10〜15粒位までにするのが良いそうです。毒にも薬にもなるということですね。
フードコーディネイター 青木幹根子
Healthy Letter from Tomiyo & Mineko Vol.235 November 2023