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ヘルシーレター 2023年4月

ヘルシー歳時記・4月

●桜とともに花粉も舞い散って。

今年の桜の開花は早く、3年の月日を待っていたかのように一斉に開花しました。人々はマスクなしで花見を楽しみ、ブルーシートで宴会騒ぎでした。新型コロナの影響でマスク着用は個人の判断となりましたが、飲食時はともかく、街中では大半の人がマスクを着用しています。

コロナとは関係なく、この季節になると花粉症のためにマスクが必須アイテムになります。スギ花粉の飛散量は雄花の芽の数に比例しますが、環境省の調査では、雄花の芽の数は今シーズン、全国34の都府県のうち、東北南部から九州にかけての23の都府県で、過去10年間の平均を上回っています。今まで花粉症とは無関係だった私ですが、この年になって鼻水やくしゃみが止まりません。

花粉症の人がどのくらいいるのか、正確な人数はわかっていませんが、全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象にした調査では、花粉症の有病率は増加傾向となっています。1998年には19.6%でしたが、2019年には42.5%となり、およそ20年間で2倍以上に増えています。

高齢者になってからスギ花粉症になる人は昔よりも増えており、今までスギ花粉症でなかった人も、高齢になってから発症することがあることがわかります。特に花粉飛散が多い年は、「これまで何のアレルギーもなく70歳になったから、今さら花粉症なんて」と思わず、「高齢者は花粉症を発症しない」というわけではないのです。

腸内細菌・ビフィズス菌が花粉症対策に有効性があると報告され、乳酸菌商品が店頭に並ぶ率が高くなりました。ビフィズス菌はお腹の調子を整えることのほかに、この時期、体質改善には効果的のようです。薬によるコントロールはやむを得ないことですが、生活面での工夫でかなり快適度が異なるようです。生活の中で無理なく出来る効果的な花粉症対策について考えてみましょう。

  • 外出時はマスク、メガネ、帽子を着用する。
  • 髪はまとめる。
  • 外出から帰宅したら、衣類や髪に付着した花粉を玄関先で払う。
  • 換気の際はレースのカーテンを閉めてから窓を細めに開けて行う。
  • 洗濯物は夜間に干しても花粉は付着する。外干ししたらしっかり払う。
  • フローリングはウェットシートで拭くのも効果的。
  • 週に1回は徹底掃除。掃除機がけは、窓回りや換気口を中心にしっかりと。

最近では、洗濯物やカーテンなどにスプレーして花粉の吸着を防ぐ製品や、シーツ&枕カバーなどのリネン類にもアレルゲン除去を施した機能的な製品も市販されています。しっかり体力を整えて、快適な春をお過ごしください。

写真は富士山の笠雲、そして樹齢2000年の山梨県実相寺の神代桜。今年も力強く咲きました。



メディカルアドバイザー 松村富代

笠雲
神代桜

おいしいレシピ・4月

●山うどと豚肉の春レシピ。

日々の忙しさに追われていると食生活もマンネリ化しがち。食品や光熱費の高騰で節約も意識せざるを得ないところですが、旬の食材や季節感あるものも取り入れて、私も心と栄養を満たしたいと思っています。皆さんはこれを食べると春だな〜と思うものはありますか?私の場合は山菜。中でも「山うど」が大好きです。

独特のさわやかな香りとシャキシャキとした歯ざわりが特徴の山うどは、栽培ものと違って3月頃から店頭に並びます。茎は季節の魚介と酢の物や酢みそでいただくと春のごちそう。穂先は天ぷらや炒め物、皮はきんぴらにと、捨てるところがありません。皮は根本から厚めにむいて、茎と同様に酢水に10分ほどさらしてから使うとアクが抜けて変色防止になります。

私のおすすめレシピは豚肉とのコンビです。「春の豚しゃぶサラダ」は、皮をむき斜め薄切りにして酢水にさらした茎を使います。しゃぶしゃぶした豚肉に醤油少々まぶし、うどと野菜を混ぜてごまだれでいただきます。うどが入るだけで、旬を味わう春らしい豚しゃぶサラダになります。

「豚肉とうどの塩炒め」は、酒と醤油で下味をつけた豚肉と千切り生姜を胡麻油で炒め、同様に下処理したうどを加えてさっと火を通し、塩こしょうとラー油で味付けするだけです。これだけなのに、うどの香りで大人の晩酌にもピッタリです。炒めるとお子さんも召し上がりやすいと思います。

毎年これが食卓に並ぶと、「春だなあ」と感じる食卓の思い出、皆さんも大切な人に作ってみませんか?


フードコーディネイター 青木幹根子

春の豚しゃぶサラダ
豚肉とうどの塩炒め
Healthy Letter from Tomiyo & Mineko Vol.228 April 2023
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