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株式会社べーじゅ
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ヘルシーレター 2022年6月

ヘルシー歳時記・6月

●梅雨到来、気分だけはポジティブに。

沖縄など九州南部は雨のシーズンに入っています。アジサイが美しい季節、これからしばらくは梅雨が続きますが気分だけは明るく過ごしましょう。ゴールデンウィーク後、新型コロナ感染者の急激な増減はないまま、屋外でのマスク着用必要なしのお達しが出るほどになりました。その背景には外国からの観光者を受け入れるための経済的なインバウンド効果を鑑みての策かもしれません。いずれにしても暑い夏に向かう日本で、熱中症予防や子どもたちのことも考え、息苦しいマスクから解放されるのは歓迎したいですね。

ウクライナ情勢は長期戦に入っています。悲惨なニュースを目の当たりにするたびに心が傷みます。大切なことはその傷みを忘れないことです。

●4月から不妊治療の保険適用がスタート。

不妊で悩む夫婦やカップルは少なくありません。4月から不妊治療の保険適用がスタートしました。それまでは自由診療であったため費用負担が大きく、政府は負担軽減のために助成金を出していました。そのお陰もあって生殖補助医療(採卵や体外受精、胚移植などを含む医療技術の総称)で生まれてきた子どもは17人に1人にまで増えてきました。保険適用になると支払いは治療費の3割で済むため不妊に悩むカップルが治療を受けやすくなることが期待されています。

対象となる女性の年齢は従来の助成制度の年齢制限と同様で43歳未満であること。一方男性は年齢制限がありません。体外受精の「胚移植の回数」が年齢によって変わってきます。女性の年齢が40歳未満なら子ども1人につき最大6回の胚移植まで適用されますが、40歳以上43歳未満だと子ども1人につき最大3回までです。

保険適用のデメリットは夫婦やカップルの事情に合わせた治療ができなくなることです。たとえば受精卵の染色体異常を調べる「着床前検査」など、保険が適用されない検査や治療を受けると、治療にかかるすべての費用が自己負担となることもあるため、不妊治療の内容によっても金銭的な負担が増えた人が一定程度いると見られます。また、安い価格設定をしていた地方のクリニックで治療を受けてきた一部の患者さんでは、国からの助成金で治療費がまかなえていたのが保険適用で3割負担となったためにかえって自己負担が増えるケースが出てきています。

不妊治療に対する保険適用が4月に拡大されて以降、東京都内で実施件数が多いクリニックでは新規の患者の受診が去年までの1.3倍になったり、1カ月分の受診予約が一日で埋まったりするなど、不妊治療を始める人が増えています。今後、制度の見直しも含めて、患者や医療者の声を聞き、改善していくことが大事だと思います。

写真は咲き始めたアジサイと、山梨・武川の田植え風景。家族総出の作業です。

メディカルアドバイザー 松村富代

アジサイ
田植え

おいしいレシピ・6月

●一年で一番おいしい「入梅イワシ」。

気温が上昇してジメジメとした梅雨の季節になり、体調も崩しやすくなりますが、この時期ならではのおいしく栄養価の高い旬食材を取り入れて、梅雨を乗り切り夏に備えたいものです。

私が楽しみにしているのは、6〜7月の「入梅」(梅雨の時期)に千葉県で水揚げされるマイワシです。通常マイワシは夏から秋にかけて旬を迎えますが、この時期に獲れるマイワシは丸みを帯び、一年で最も脂が乗っておいしい「入梅イワシ」と呼ばれ、関東では銚子港で水揚げされる入梅イワシが有名です。

このイワシの脂には、健康や美容に有用な働きが期待される必須脂肪酸のDHAやEPAがたっぷり。イワシは手開きで簡単に開くことができますが、お魚売り場でお願いしておろしてもらっても良いですね。お刺身やマリネでいただければ最高ですが、グリルで焼くのもオススメです。

開いたイワシに軽く塩をして10分ほど置き、出た水分を拭き取ります。たたいた梅肉をみりんで伸ばしてイワシの中面に塗ります。大葉とスライスチーズを挟んで焼いた梅しそチーズ焼きはいかがでしょうか。また、みそをみりんと砂糖少々で伸ばし、刻んだ青ネギを加えて混ぜ、同様に下処理したイワシに挟んで焼いたネギみそ焼きも大好きです。

フードコーディネイター 青木幹根子

イワシ01
イワシ02
Healthy Letter from Tomiyo & Mineko Vol.218 June 2022
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