ヘルシーレター 2022年4月
ヘルシー歳時記・4月
●穏やかで平和な日々を!
新型コロナ感染症はオミクロン株の変異によって、高止まりが続いたままですが、社会はコロナ以前に生活を戻しつつあります。高齢でなく既往症がなければ、感染しても軽症で済むことから人々は動き出したのかもしれません。すでに2年以上の自粛生活に耐えられない思いがあるのかもしれません。中学・高校と一番多感な時期にマスク生活を強いられた子どもたち。希望に満ちた大学生活がリモートになった若者たち。そして再び感染者の増加がみられる今日この頃、第7波への足音が聞こえます。まだまだ試練は続きます。
そして、いま世界を震撼させているウクライナ情勢。連日SNSで流される映像はまるで映画のように鮮明で悲惨です。これが現実なのかと疑りたくなります。確かなことは北方領土の問題など対岸の火事ではないこと。妊婦さんや子どもたち、未来を担う人々を傷つけることが許されるのでしょうか。心が傷みます。
●春霞のような白内障。
2019年白内障の手術を受けました。白内障とは、目の中にある水晶体といわれるレンズが濁ってくる現象です。水晶体が濁ってくると、かすんだり、ぼやけたり、メガネが合わなくなったりします。多くは老化現象で個人差はあるものの多かれ少なかれ50歳を過ぎると誰にでも起こるといわれています。白内障を治療する方法は手術しかないそうです。点眼による治療もありますが、これは進行を遅らせる程度だそうです。
レーザーを使った白内障の手術をすると水晶体の代わりに目の中に人工のレンズを入れます。この眼内レンズの度数によって見える位置が決まってきます。眼内レンズは大きく分けて2種類。前方など1カ所にピントが合う「単焦点」と、遠方と近方など複数の距離にピントが合う「多焦点」があります。多焦点は2重焦点(主に遠方と近方)と、3重焦点(主に遠方と中間と近方)があります。かなり複雑ですが、術前検査で自分がどのような視野を望むか、眼底の状態などから医師と相談しながら決めていきます。私が受けた手術は「多焦点」のうち、2焦点眼内レンズでした。
目の中にメスやレーザーを入れるのですからビビりましたが、術後はかなり快適です。長年、強い近眼で悩んでいたのがウソのように見えます。老眼も改善されました。ただし、その2年後2021年、後発性白内障になり再度レーザー治療を受けました。これは珍しいことではなく、治療自体も簡単に終え、またクリアな視界に戻っています。
白内障の最新手術とは、本来のかすみやぼやけをクリアにするだけではなく、視力を高め、QOL(生活の質)をアップしてくれます。もしも、白内障の手術で二の足を踏んでいらっしゃるのなら、特に長年乱視や近視などで悩んでいる方には、老後が明るく見えてくるでしょう。
写真は山梨、山荘近くのワニ塚の桜。背景には南アルプスの雪が見えます。そして、桃源郷の桃と菜の花。今年の桜は少々あわてんぼう。春の信州は百花繚乱、素敵な季節です。
メディカルアドバイザー 松村富代
おいしいレシピ・4月
●ふわふわ春キャベツを毎日たっぷり!
最近店頭に並んでいる春キャベツ。実は冬のしっかり巻かれたキャベツとは品種が異なります。キャベツは大きく分けると1月〜3月が旬の冬キャベツ、3月〜5月が旬の春キャベツ、さらに冬キャベツを改良した7月〜8月に旬を迎える夏キャベツに分けられ、春キャベツは気候温暖な愛知や千葉、神奈川で盛んに栽培されています。
冬キャベツより葉がふんわり柔らかで、芯もえぐみが少なく、水分量が多くみずみずしいので生食に向いています。コールスローにして、レモン汁とマヨネーズでさっぱり食べるのも大好きですが、我が家では日々の食卓に春キャベツの浅漬けも欠かせません。浅漬けは春キャベツと人参と昆布だけでもいいですが、「紫蘇の実の塩漬け」を加えるとまたとっても美味しいので、信州や山梨の道の駅などで見つけたら入れてみてください。
加熱する場合は短時間で蒸したり炒める料理に向きます。芯は薄切り、葉はざく切りにして蒸したらざるにとって仰いで冷ますと色がきれい。冷めたら水分を軽く絞り、だし汁、薄口醤油、みりん、塩少々と生姜を加えた漬け汁と合わせて20分程なじませればおひたしに。生姜が優しい春キャベツの味わいを引き締めます。
お肉やツナと一緒にさっと炒めてもいいですが、春のアサリと一緒にさっと蒸し煮にすれば、旬の出会いものですね。休日ランチには、同じ時期が旬の釜揚げ桜エビと合わせて春限定のパスタはいかがでしょう。私も今週末は早速作りたいと思っています。
冬キャベツより葉がふんわり柔らかで、芯もえぐみが少なく、水分量が多くみずみずしいので生食に向いています。コールスローにして、レモン汁とマヨネーズでさっぱり食べるのも大好きですが、我が家では日々の食卓に春キャベツの浅漬けも欠かせません。浅漬けは春キャベツと人参と昆布だけでもいいですが、「紫蘇の実の塩漬け」を加えるとまたとっても美味しいので、信州や山梨の道の駅などで見つけたら入れてみてください。
加熱する場合は短時間で蒸したり炒める料理に向きます。芯は薄切り、葉はざく切りにして蒸したらざるにとって仰いで冷ますと色がきれい。冷めたら水分を軽く絞り、だし汁、薄口醤油、みりん、塩少々と生姜を加えた漬け汁と合わせて20分程なじませればおひたしに。生姜が優しい春キャベツの味わいを引き締めます。
お肉やツナと一緒にさっと炒めてもいいですが、春のアサリと一緒にさっと蒸し煮にすれば、旬の出会いものですね。休日ランチには、同じ時期が旬の釜揚げ桜エビと合わせて春限定のパスタはいかがでしょう。私も今週末は早速作りたいと思っています。
フードコーディネイター 青木幹根子
Healthy Letter from Tomiyo & Mineko Vol.216 April 2022