ヘルシーレター 2022年3月
ヘルシー歳時記・3月
●花粉症と新型コロナ。
新型コロナ感染症のオミクロン株が猛威を振るい、東京では1万人を超える感染者が高止まりしています。PCR検査キットや資材不足から満足に検査ができず「みなし陽性」という不確実な判断もされるようになりました。軽症だからと思われていても、高齢者や基礎疾患のある方々が感染すると重症化します。感染者の母体数が増えれば、患者数も増え医療機関がひっ迫します。今問題になっているのは高齢者施設や保育園でのクラスター。医療と介護の両方を求められています。マスク着用や手指消毒、ソーシャルディスタンスを取っていても感染は防ぐことができません。3回目のブースター接種しか「武器」はなさそうです。
とはいえ世の中、3月春です。桜の開花も待っています。今日は「お雛様」のお話。雛祭りは遥か平安時代にまで遡ります。当時、貴族の子女が遊んでいたおままごとの「雛遊び」があり、紙で作られた人形を川に流して厄除けをする「流し雛」が合わさったものが、現在の雛祭りだといわれています。その由来は諸説ありますが、中国で行われていた「上巳(じょうし)の節句」が日本に伝わってきたという説が有力です。「上巳の節句」は中国の「五節句」のひとつ。「五節句」は、1月7日の「人日(じんじつ)(七草粥)」、3月3日の「上巳(じょうし)(桃の節句)」、5月5日の「端午(たんご)(菖蒲の節句)」、7月7日の「七夕(しちせき)(星祭)」、9月9日の「重陽(ちょうよう)(菊の節句)」の5行事のこと。季節の節目である「節」の時期は、昔から邪気が入りやすいといわれていました。
雛祭りが終わったらすぐに人形を片付けないと、お嫁に行くのが遅くなってしまうともいわれます。ジェンダー、ボーダレスの時代にお叱りを受けそうな謂れです。厄払いの身代わりになった人形をいつまでも置いておくのはよくないという考え方から、雛祭りが終わるとすぐに片付けるのが一般的としたのではないでしょうか。
そして、春と言えば花粉。今年は新型コロナとも相まって、ますます心配です。一般的な風邪は鼻水・くしゃみ・咳・微熱などが中心で、長引くことが多いようです。インフルエンザは、突然の高熱・節々の痛み・全身のだるさなどで始まり、咳などはあとから追いかけるように現れることが多いと言われています。これらの症状は、オミクロン株の新型コロナにも通用するようです。きわめて紛らわしいことです。花粉症になりやすい方、その自覚があるのなら医療機関で早めの対策を。
腸内細菌・ビフィズス菌が花粉症対策に有効性があると報告され、乳酸菌商品が店頭に並ぶ率が高くなりました。ビフィズス菌はお腹の調子を整えることのほかに、この時期、体質改善には効果的のようです。
とはいえ世の中、3月春です。桜の開花も待っています。今日は「お雛様」のお話。雛祭りは遥か平安時代にまで遡ります。当時、貴族の子女が遊んでいたおままごとの「雛遊び」があり、紙で作られた人形を川に流して厄除けをする「流し雛」が合わさったものが、現在の雛祭りだといわれています。その由来は諸説ありますが、中国で行われていた「上巳(じょうし)の節句」が日本に伝わってきたという説が有力です。「上巳の節句」は中国の「五節句」のひとつ。「五節句」は、1月7日の「人日(じんじつ)(七草粥)」、3月3日の「上巳(じょうし)(桃の節句)」、5月5日の「端午(たんご)(菖蒲の節句)」、7月7日の「七夕(しちせき)(星祭)」、9月9日の「重陽(ちょうよう)(菊の節句)」の5行事のこと。季節の節目である「節」の時期は、昔から邪気が入りやすいといわれていました。
雛祭りが終わったらすぐに人形を片付けないと、お嫁に行くのが遅くなってしまうともいわれます。ジェンダー、ボーダレスの時代にお叱りを受けそうな謂れです。厄払いの身代わりになった人形をいつまでも置いておくのはよくないという考え方から、雛祭りが終わるとすぐに片付けるのが一般的としたのではないでしょうか。
そして、春と言えば花粉。今年は新型コロナとも相まって、ますます心配です。一般的な風邪は鼻水・くしゃみ・咳・微熱などが中心で、長引くことが多いようです。インフルエンザは、突然の高熱・節々の痛み・全身のだるさなどで始まり、咳などはあとから追いかけるように現れることが多いと言われています。これらの症状は、オミクロン株の新型コロナにも通用するようです。きわめて紛らわしいことです。花粉症になりやすい方、その自覚があるのなら医療機関で早めの対策を。
腸内細菌・ビフィズス菌が花粉症対策に有効性があると報告され、乳酸菌商品が店頭に並ぶ率が高くなりました。ビフィズス菌はお腹の調子を整えることのほかに、この時期、体質改善には効果的のようです。
メディカルアドバイザー 松村富代
おいしいレシピ・3月
●気分を上げる自宅ランチ弁当。
在宅ワークや自宅学習も長引いて、大人も子どもも小さなストレスをどんどん抱えがちな毎日ですね。今の状況下で少しでも心地よく過ごせるよう、日々の生活の楽しみ方をあらためて考えています。観葉植物やディフューザーを取り入れたり、まずは自分が、そして家族が、ご機嫌でいられるためにやれることをやってみるだけです。
そんな楽しみの中でも、食いしん坊の私の楽しみは、なんと言ってもおいしいごはんとおやつです。普段自宅でのランチは、納豆ごはんとお味噌汁に前夜の残り物のパターンが多いのですが、久しぶりにお弁当スタイルにして包んでみたら、ちょっと楽しい気分。以前使っていたお弁当箱やクロスを復活させてみました。
忙しい時は無理せず、前夜の残り物をアレンジです。例えば「天ぷら」はたくさん揚げておいて、翌日はトースターで焼いてさらに油を落とし、とろみをつけたタレをかけた天丼弁当も我が家では好評です。「肉じゃが」は一人分づつ密閉容器に保存しておき、鮭のおにぎりと共に。おにぎりにするだけで、お子さんも喜んで食べてくれるかもしれません。
肉巻きを作る時は必ずお弁当用も作ります。お弁当で映えるおかずですし、このまま公園に持って行き、お花見弁当にもできそうです。残り物がない時はそぼろ弁当に。色違いの4〜5種類の材料を、塩や麺つゆで炒めて乗せていけば、映えるそぼろ弁当が出来上がり。在宅ランチの気分もちょっと上がるかもしれません。
そんな楽しみの中でも、食いしん坊の私の楽しみは、なんと言ってもおいしいごはんとおやつです。普段自宅でのランチは、納豆ごはんとお味噌汁に前夜の残り物のパターンが多いのですが、久しぶりにお弁当スタイルにして包んでみたら、ちょっと楽しい気分。以前使っていたお弁当箱やクロスを復活させてみました。
忙しい時は無理せず、前夜の残り物をアレンジです。例えば「天ぷら」はたくさん揚げておいて、翌日はトースターで焼いてさらに油を落とし、とろみをつけたタレをかけた天丼弁当も我が家では好評です。「肉じゃが」は一人分づつ密閉容器に保存しておき、鮭のおにぎりと共に。おにぎりにするだけで、お子さんも喜んで食べてくれるかもしれません。
肉巻きを作る時は必ずお弁当用も作ります。お弁当で映えるおかずですし、このまま公園に持って行き、お花見弁当にもできそうです。残り物がない時はそぼろ弁当に。色違いの4〜5種類の材料を、塩や麺つゆで炒めて乗せていけば、映えるそぼろ弁当が出来上がり。在宅ランチの気分もちょっと上がるかもしれません。
フードコーディネイター 青木幹根子
Healthy Letter from Tomiyo & Mineko Vol.215 March 2022