ヘルシーレター 2021年9月
ヘルシー歳時記・9月
●妊婦にコロナワクチン接種を推奨。
新型コロナの拡大は止まることを知らず、日本全国に蔓延しています。緊急事態宣言も功を発せず、ワクチン接種が急がれています。ワクチンが十分に供給されていない現実もありますが、一方ではデマや間違ったSNSなどの情報からワクチン接種を控えている若い人たちもいるようです。
先日、千葉で起こったコロナ陽性の妊婦さんが入院できず、自宅で早産となりました。赤ちゃんは残念なことに死亡。本当に痛ましいことでした。今はワクチンを接種したくても予約できない、コロナに感染しても入院できない、満足な治療も受けられないなど医療が限界に来ています。 まずはワクチン接種を優先し、一人でも陽性者を減らすことが必要です。
「妊娠中にワクチンを接種しても大丈夫?」「ワクチンで不妊になる?」など、妊娠中や妊娠を考えている女性たちが抱く一般的な疑問について考えてみましょう。
日産婦などが5月に発表した文書では、妊娠12週までの間は、胎児の器官を形成する時期で、偶然起きる胎児の異常と区別が難しいため、接種を避けるように求めていましたが、米疾病対策センター(CDC)が、流産のリスクは高くならず、安全性を示すデータが確認できたとして、接種を推奨したことを受け、日本でも「(妊娠)時期を問わず接種を勧める」と明記しました。
妊娠中に接種して大丈夫?の答えは「大丈夫」。ワクチンで不妊になるとの情報も、まったく科学的な根拠はないと明確に否定しています。男性でも女性でも、妊孕性(妊娠する力)には関係ありません。妊娠率も流産率も自然妊娠と変わりはなかったそうです。一方、妊娠中に接種すると、抗体が胎盤を通って、赤ちゃんに移行するので、産後に赤ちゃんを感染から守る効果が期待できるそうです。
不妊治療中でもワクチン接種は受けられます。ワクチン接種後、多くの人に発熱や筋肉痛などの副反応が見られますが、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛剤は妊娠中でも服用できます。授乳中でも接種できます。ミルクに変更する必要はありません。抗体が母乳中に分泌されるので、赤ちゃんを感染から守る効果が期待できます。
ワクチンについての詳しい情報は、「女性のみなさまへ 新型コロナウイルスワクチンQ&A」で検索できます。
写真は9月になり、雲の流れは秋模様。甲斐駒を背景にススキも揃ってきました。畑では妙に元気のいい案山子がたわわに実りつつある稲穂を守っています。
先日、千葉で起こったコロナ陽性の妊婦さんが入院できず、自宅で早産となりました。赤ちゃんは残念なことに死亡。本当に痛ましいことでした。今はワクチンを接種したくても予約できない、コロナに感染しても入院できない、満足な治療も受けられないなど医療が限界に来ています。 まずはワクチン接種を優先し、一人でも陽性者を減らすことが必要です。
「妊娠中にワクチンを接種しても大丈夫?」「ワクチンで不妊になる?」など、妊娠中や妊娠を考えている女性たちが抱く一般的な疑問について考えてみましょう。
日産婦などが5月に発表した文書では、妊娠12週までの間は、胎児の器官を形成する時期で、偶然起きる胎児の異常と区別が難しいため、接種を避けるように求めていましたが、米疾病対策センター(CDC)が、流産のリスクは高くならず、安全性を示すデータが確認できたとして、接種を推奨したことを受け、日本でも「(妊娠)時期を問わず接種を勧める」と明記しました。
妊娠中に接種して大丈夫?の答えは「大丈夫」。ワクチンで不妊になるとの情報も、まったく科学的な根拠はないと明確に否定しています。男性でも女性でも、妊孕性(妊娠する力)には関係ありません。妊娠率も流産率も自然妊娠と変わりはなかったそうです。一方、妊娠中に接種すると、抗体が胎盤を通って、赤ちゃんに移行するので、産後に赤ちゃんを感染から守る効果が期待できるそうです。
不妊治療中でもワクチン接種は受けられます。ワクチン接種後、多くの人に発熱や筋肉痛などの副反応が見られますが、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛剤は妊娠中でも服用できます。授乳中でも接種できます。ミルクに変更する必要はありません。抗体が母乳中に分泌されるので、赤ちゃんを感染から守る効果が期待できます。
ワクチンについての詳しい情報は、「女性のみなさまへ 新型コロナウイルスワクチンQ&A」で検索できます。
写真は9月になり、雲の流れは秋模様。甲斐駒を背景にススキも揃ってきました。畑では妙に元気のいい案山子がたわわに実りつつある稲穂を守っています。
メディカルアドバイザー 松村富代
おいしいレシピ・9月
●大葉みそでアレンジレシピ。
免疫力アップにつながる食品は日々摂りたいもの。発酵食品も腸内環境を整え、免疫細胞を活性化する働きがあると言われています。ヨーグルトやキムチなどの食品以外に、「みそ」のような日本由来の調味料も麹菌を含む発酵食品です。お味噌汁だけでなく、この季節ならではの風味をプラスしておいしくいただきたいものです。
そこで、夏の間大活躍してくれた大葉がそろそろ旬を終えるので、お安い時に自家製の「大葉みそ」を作ってみてはいかがでしょうか。大葉と生姜風味のコクのある味付けで、いつもの食材もアレンジが広がります。みそは信州味噌や合わせみそなど、白みそ以外のお好みのもので砂糖量を調節してください。
<大葉みそ>
材料
大葉30〜40枚、すりおろし生姜小さじ2、赤唐辛子1本、ごま油小さじ2
大葉30〜40枚、すりおろし生姜小さじ2、赤唐辛子1本、ごま油小さじ2
A(みそ100g、みりん大さじ2+1/2、きび砂糖大さじ1〜1+1/2、ごま油大さじ1/2)
作り方
- 大葉はせん切りし、水にさらした後ペーパーで水分をとる。赤唐辛子は細かいみじん切りにする。
- フライパンに油を入れ、すりおろし生姜と赤唐菓子を軽く炒めたら、Aの材料を加え、弱火でぽってりとするまで炒める。
- 最後に大葉を加えてさっと火を通す。冷まして保存瓶にいれて冷蔵庫で保存する(10日〜2週間保存可能)。
<大葉みそを使ったアレンジ料理>
- 大葉みそは、焼きおにぎりに塗って、さらにもうひと炙り。同様に焼き厚揚げに塗ってもおいしい。
- 酒、醤油、お好みですりおろしニンニク少々で下味をつけた豚肉を大葉味噌で炒めてお弁当に。夜はもやしも加えて量アップ!(下味をつけた挽肉ともやしやキャベツで炒めても◎)
- この季節が旬のスルメイカにも同様に下味をつけ、大葉味噌で炒めておつまみに。
フードコーディネイター 青木幹根子
Healthy Letter from Tomiyo & Mineko Vol.209 September 2021